C子:CCFSTYLEではカビや結露が発生しないと聞いたのですが、それは本当ですか?その前に、聞いてほしい悩みがあります。私の兄が家を建てたんです。大工さんに勧められて、気密性の高い、断熱式の家を!でも、カビが発生してしまって、体に悪いということで、問題になっているんです。
高断熱の家で、風通しが悪いから、結露やカビが生えたと思えるのですが、どう思いますか?
K:う~ん。それは大変でしたね。では、結露やカビはなぜ発生するのか、そこから説明しましょう。ではまず、結露で思いつくのは何ですか?
C子:冬の窓ガラスと、夏のビールのグラスです。
K:いい例をだしてくれましたね。そうです。窓ガラスでも、ビールグラスでも、冷たいところにあたった空気が水滴になる、それが結露のイメージだと思います。
C子:はい。特に梅雨の時には、空気湿っているので、カビが生えやすい季節です。
蒸し暑いのは我慢ができないので、クーラーでガンガン冷やしたり、除湿器を導入したりします。夏ってどうして結露ができるのかしら???
K:実は結露は、自然現象なので、一定の条件になると、必ず起こります。
例えば湿度60%で、室温が20℃の時に、その物の表面温度が12℃になると結露が起こります。
逆を言えば、室温が20℃で、湿度が60%の場合、物体の表面温度が12℃以上だと、結露が起きないということです。
C子:私、数字に弱いんです。。。もっと簡単に考えると、ビールグラスを建物の窓ガラスだとすると、窓が冷たいから結露ができるのですか?
K:正解です。湿度の条件もありますが。。。では、今の例でいくと、ビールグラス=窓に水滴をつけないようにするには、どうしたらいいと思いますか?
C子:ビールグラスみたいにめっちゃ冷やさなきゃいいのではないですか?だってビールグラスはぬるいと水滴にならないですから。。。でも冬は部屋を暖房してますよね・・・。
K:そうですね。建物の場合、暖房を入れて暖めていると部屋と、そうでない部屋の温度差も、結露の原因になるのです。人がいない場所は暖房しないというのが、一般的な使い方ではありますからね。
そうなると、暖かい部屋の窓に冷たい外気があたると、部屋の暖かさがそのまま伝わる窓ガラスでは、結露が発生してしまいます。
C子:では、なぜCCFSYTLEでは、結露やカビが生えないのですか?
K:それは、先ほどお話しした3つのポイントをクリアーできるからです。
1つは、結露ができる表面温度にならないような温熱環境を整えていること。
2つ目は、今までのエアコンのように、一部屋だけ暖めるというのではなく、家全体を暖めるので、家全体の温度差がほとんどなくなります。
家の中の窓がギンギンに冷えたビールグラスではなくなる為、窓ガラスの結露は発生しないのです。
3つ目は、CCFに取り組んでいる工務店は、CCFSTYLEを効率的にするための、温熱環境に関する研修を受けているからです。
C子:へえ~そうなんですね。結露やカビの発生がなくて、家全体が快適になって、前回教えてもらった電気代だったら、納得です!