床暖房とCCF STYLE の違いについて
床暖房は文字通り床を温めるための設備で、床下に温水を流したり
ヒーターを設置したりして、床を『 直 接 』温めます。
温水やヒーターで温まった床からは輻射熱が放出されますので、
床暖房=輻射暖房と言われています。
そして床暖房は、その輻射熱で部屋を温めるので、
気流を感じないやさしい温かさになるといわれています。
ところが、床暖房だけでは部屋全体が温まらないケースが多いのも事実です。
なぜなら、単純に床暖房に使う熱エネルギーよりも
その部屋や家全体が損失する熱エネルギーがの方が大きいからです。
ところが床暖房だけでその部屋や家が損失する熱エネルギーを賄おうとすると、
ヒーターや温水の温度を上げなければならず、
そうすると床の温度が上がりすぎてしまい、
快適ではなくなってしまいます。
床暖房で低温やけどをしたという話をよく耳にするのは
床下に通っている温水の温度が高い(40℃程度)ためで、
長時間その床に座っていたりするとこの低温やけどになる可能性があります。
とは言っても床下に通す温水の温度やヒーターの温度を40度以上にすると
今度は不快な床の温かさになってしまいます。
現在では、床下に通す温水の温度を低くした
低温床暖房というものがありますが、
それだけでは部屋全体が温まる事はありません。
当然、エアコンやファンヒーターなど、
他の暖房器具を併用しなければならなくなります。
CCF STYLEは床暖房の効果はありますが、
床暖房とは基本的な考え方が違います。
それは、『 床を暖める 』事は
2次的な事として捉えているからです。
CCF STYLEの発想は、
『 小さいエネルギーで家全体を快適にする 』事です。
そのためにはどうすれば良いのか?
それを追求していくと
エアコンなどのような『 単なる設備 』という概念から
脱出しなければならなくなります。
そして『 どうやって暖めるか? 』
『 どうやって冷やすか? 』という事を
徹底的に追求した結果、
『 床下を利用する 』という結論に達したのです。
床暖房は『 床を温める設備 』です。
CCF STYLEは『 住まい全体を快適にするしくみ 』です。
ここに床暖房との大きな違いがあります。