一戸建て
宮前区 T邸
今日建設されている長期優良住宅、とりわけ鉄筋コンクリート(RC)住宅は100年建築と称される長寿命住宅です。
RCの構造躯体は100年持ちますが、残念ながら設備機器、配管等は25年前後で更新することを余儀なくされます。
何よりも設備機器は日進月歩、常に進化していきます。住む人のライフスタイルも時とともに変化し、居住空間の可変性も期待されることになります。
私たちの提案する長寿命住宅はスケルトン(構造躯体)とインフィル(内部機能、設備)の明快な分割構成による高耐久住宅です。
構造形式は壁式構造と呼ばれる壁と床で支えるミニマルな構造です。耐震性能も考慮した必要最低限のRC壁と梁および床スラブでスケルトンを構成します。構造壁以外は着脱可能で将来的な空間の変更を可能にします。
設備機器の更新が容易に出来るよう、床はRC構造スラブの上に束を立て、木造床を置く構造で、懐(ふところ)を形成する工法です。設備配管、配線等はこの懐(ふところ)内で敷設されます。
大きな木製サッシの開口をもつ1階の南面の外壁は杉縁甲板型枠による打ち放し仕上げとし、RC住宅独特の風合いを表現します。他の外壁面は全て外断熱工法による省エネ効果の高い仕様です。この外断熱はRCの中性化を遅らせる効果もあります。
本計画は『22世紀の住宅のすがた』を提案する住宅です。
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RCの構造躯体は100年持ちますが、残念ながら設備機器、配管等は25年前後で更新することを余儀なくされます。
何よりも設備機器は日進月歩、常に進化していきます。住む人のライフスタイルも時とともに変化し、居住空間の可変性も期待されることになります。
私たちの提案する長寿命住宅はスケルトン(構造躯体)とインフィル(内部機能、設備)の明快な分割構成による高耐久住宅です。
構造形式は壁式構造と呼ばれる壁と床で支えるミニマルな構造です。耐震性能も考慮した必要最低限のRC壁と梁および床スラブでスケルトンを構成します。構造壁以外は着脱可能で将来的な空間の変更を可能にします。
設備機器の更新が容易に出来るよう、床はRC構造スラブの上に束を立て、木造床を置く構造で、懐(ふところ)を形成する工法です。設備配管、配線等はこの懐(ふところ)内で敷設されます。
大きな木製サッシの開口をもつ1階の南面の外壁は杉縁甲板型枠による打ち放し仕上げとし、RC住宅独特の風合いを表現します。他の外壁面は全て外断熱工法による省エネ効果の高い仕様です。この外断熱はRCの中性化を遅らせる効果もあります。
本計画は『22世紀の住宅のすがた』を提案する住宅です。
構造木造 | RC造 |
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